第6章 ^^^
その夜
私は部屋のベッドにうずくまって
ボーッとしていた
パパたちはまだ下で盛り上がってる
明日もまたレコーディングかぁ
明日は綺麗にハモればいいな
でも、不安だよ
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ピリリリリ・・・・・・
目覚ましが鳴って
目が覚めた
制服に着替えて
髪を整え
かばんを持って、玄関へ降りた
台所へ行くと
ママがいつもどおり朝食の支度
パパたちはもう仕事に行ったみたいだ
「あー頭痛い」
「ママ大丈夫?」
「う~ん、久しぶりに二日酔いかな」
昨日遅くまで飲んでたんだ
パパもかな
「パパたちも?」
「うん、パパも頭痛みたいだけど仕事行ったわ」
大変だなぁ・・・・・・
パパってばお酒弱いのに
「ことりもご飯食べないと遅刻するよ」
「あっ大変・・・・・・元太は?」
「今日は日直だからもう行ったわ」
ふ~ん行ったんだ
「昨日パパと何か話してたの?」
「ん・・・・・・ちょっとね、ねぇママ」
「何?」
ママならパパの事いっぱい知ってるよね
聞いてもいいよね?
「ねーママ、パパってどれくらい苦労してるのかな?」
「パパ?パパはね・・・・・・凄く苦労したんじゃないかしら」
そうなんだ
やっぱり苦労したからあんなに素敵になれたんだよね
私も苦労しなきゃダメかな