第3章 ~転機~
パパは昔から歌うのが好きで
友達とカラオケ行ったり、一人でギター弾いて歌ったりしたらしい
そしてある日、パパはバンドを組むことを考えたらしい
パパは当時仲良しだった友達に声をかけたけど
皆パスしたらしい
そんな時
アワトレのリーダー、前田公輝さん
当時は部活の先輩だった公輝さんだけが
その話にのった
そして、公輝さんが中学校で呼びかけした結果
音楽が好きな飯田里穂さんが
パパがよく行く屋上で一人歌ってる
木内江莉さんが
そしてパパと公輝さんが集まり
「Our Treasures」が結成されたらしい
最初はオーディションを受けまくった
だけれど落ち続けた
実力が足りないからって、まだまだ未熟だからって
そして四人は「路上ライブ」を始めた
自分たちの実力をあげつつ、お客さんに歌を聞いてもらうために
必死に歌ったらしい、必死に演奏したらしい
そして、半年後
偶然通りかかった
間プロダクションの社長さん、間寛平さんに
その歌を認めてもらえてデビューしたらしい
デビューしても
パパたちはとことん苦労して
頂点に立ったみたいだけど
凄いな~・・・・・・パパたち
ママにもデビューする日までナイショだったって言うし
本当に苦労したんだなぁ
私も頑張らないと!
パパの恥じにならないように
――――――翌日
「私の言ったとおりでしょ?やっぱりことりには実力があるのよ」
「なんでことりなんかが受かったんだよ、勇気さんにコネでも使ったのかぁ?」
「違うもん!」
樹里亜と私と翼で
あーだこーだいい合いをしていた
翼はいまだに私が受かったことが信じられないらしい
「まっ、書類審査は受かっても実技はダメだろーな」
「そんなことないよ、ことりなら絶対受かるよ!私お守り作ったの」
樹里亜がそういって
私の名前のとおりの小鳥のお守りをくれた
うわ~嬉しい
「ありがとう樹里亜!」
「頑張ってね」
樹里亜のおかげで元気出た~
精一杯頑張らないと
「ところで実技審査では何するの?」
「うん、やっぱり私は「歌」で勝負することにしたの
My Revolutionを歌うんだ~」
今のあたしにはこの曲が合ってる気がしたから
この曲で挑むことに決めたの
逃げるんじゃない、挑むんだ・・・・・・