第2章 不仲

｢そうだよなァ…奥突くたびに締め付けてくるもんなァ｣

｢んアッアッ…またっ…イッちゃう…ンアアッ…！！イクっ…！！｣

はドサッとベッドに横たわる。
必死に息を整えている間に再び入ってきた硬いそれ。
ジンがの横に手をついて覆い被さる。

そしてパンッパンッと一定のペースで音を立てながら打ちつけられる。

｢んっ…アッ…あっ…ん…｣

自然と自分の弱いポイントに当たってしまうこの体制がは1番感じやすかった。

それを知ってかジンは自身をグリグリと膣奥に押し込む。

｢んんぁっ…そこっ…やだ…｣

｢嫌ならやめるか｣

｢んっ…やだ…やめないで…｣

｢本当のこと言えたらな｣

｢はぁん…あっ…きもちい…気持ちいいの…｣

｢どこがどうされて気持ちいいんだ？｣

｢ハァ…奥…グリグリされるの…気持ちいい…｣


｢｣


ジンが名前を呼んでが振り向くとそっと触れる唇。
どちらかともなく舌を出してお互いの舌を求め合う。

｢んっ…はぁ…ん…｣

部屋に響き渡る水音とか、舌を思いっきり出す行為とか、はそんな恥じらいを考えられる余裕がなかった。

ただジンとのキスに夢中になって、熱い舌先を追いかけて

離れたお互いの舌に銀の糸が引いての目線はジンを追いかける。

｢ジン…｣

膣内に入ったままの熱い塊。の身体はキスの間も疼いてばかり。


｢動いて…｣

が熱っぽい瞳でそう言うとジンはの肩に噛み付いた。

｢いっ…んあぁぁん…！！｣

肩に感じた痛みに顔を歪ませただったが直後にジンが腰を動かし始めたため一気に濃艷な表情へと変わる。

の左肩に付いた赤い歯型をジンは跡に沿うように舐めていく。

｢アッアッあんっ…！はぁん…んああっ…！｣

ズキズキと痛むはずの肩もいつの間にか快感との違いが分からなくなる。

押し込まれる陰茎、次々に付いていく歯型。
ジンはの指先と自分の指先を絡ませギュッと握る。

ジンの吐息が耳元で聞こえてそれすらもはゾクゾクと感じて


─…っ…─


そう名前を呼ばれる度にの膣内がキュンと締まる。