第11章 鼓動
髪を乱して家にきたちゃん。
そんな無謀な感じが、好きだな。
きっと、何か話してくれるんだと思うけど
聞き出すのは、どうだろう……。
ここは、一つ、いじめたくなるわ~(笑)
あーあ、ニノの性格移っちゃったかな。
「どうか、したの?」
「えっ!?あ、あーー……はい」
「そんな動揺しないの、くつろいで?」
コーヒーを渡すと、俺も隣に腰かけた。
こういう、微妙な距離感も悪くない。
手を伸ばせば届くけど、
ちゃんは、できるかな?
あー、赤くなってんじゃん。
……か、可愛いわ。
「話でも、あるんでしょ?」
コーヒーカップを握るままのちゃん。
顔を真っ赤にして、俯くちゃん。
わかりやすすぎるんだけど、
櫻井さんは、ちょっとSなみたいです(笑)