第2章 意識
収録が終わって、
普通ならコンビニとかに行く
予定なんだけど・・・
「え!翔ちゃんがここにいる!?」
「そんな、驚くこと?」
「だって、いつも出かけるし」
「まあ、そうだけどね」
どうもさっきの
『櫻井さんだって・・・人間でしょ?』
が、気になるんだよな。
さんが頭から離れてない。
さっきも、すごい顔してカンペ見てたし(笑)
本当、よく顔に出る人なんだよな。
「翔さんが・・・」
「にやけてるーー」
「え?」
顔を上げると、皆してにやけてるし。
「何か良いことでもあったの?」
「そういえばさっきカンペさんと
仲良くおしゃべりしてたよね」
「相葉ちゃん、洞察力こういうときばっかり」
「え、そう?」
うーん・・・やっぱり・・・
皆に相談すべきなのかな。
いや、下手に事態を大きくされたくは・・・
ん?でも、事態って何?
ていうか・・・え、なんだ?これ。
一人で自問自答しているうちに
松潤の、はは~ん、が聞こえた。
「さては翔さん・・・ドキドキしてるな」
「ドキドキ」
「あの子のことが気になって仕方ない、とか」
「・・・してるのかな」
「おっお~ー」
「相葉さん、うっさい」
ニノに一撃食らった相葉ちゃん。
松潤に読まれた俺。
「どうしてニノはさ~」
どうしてこんなにさ~
「俺が好きなんだろ?」
俺がもやついてんの?
「「はぁ・・・」」