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彼と私の恋姿(のんびり更新)

第7章 接近




ウーロン茶を飲んでから、
無理に笑おうとする櫻井さんを見た。
それから、勢いまかせに話してみた。


「・・・きっと櫻井さんは、一人では
何もできないんだと思いますよ」

そう言うと、櫻井さんが顔を上げた。
瞳が綺麗で、またドキッとした。

「計画的とか、そういう意味じゃなくて」

「大野さんとか松本さんは、しっかり
していらっしゃいます。だから、自分
で幸せを手にできています。
二宮さんや相葉さんは、相手と上手く
付き合って、幸せを掴んでいるんだと
思いますよ?」


まるで嵐さんを知ってる風だが
あくまでもこれは私の予想にすぎない。

だけど、きっと櫻井さんは・・・




「貴方もきっと、パートナーが必要です。
プライベートなら、その年だときっと、
素敵な女性がいれば大丈夫ですよ!
櫻井さんはとても魅力的な方ですから
素敵な人が必ず見つかりますよ!」




そうして、プライベートの力を
仕事に活かせばいいんだと思う。

私みたいな仕事ばかりの人間より
櫻井さんは本当にカッコいい。

だから、きっと大丈夫。






笑って頷いた。
櫻井さんは、またウーロン茶を飲んでから
ありがと、と呟いた。

顔を赤くして、泣きそうな顔をした。



相談なんて、できなかったんだ。
5人の中で、自分だけ。
そんなの、悲しいに決まってる。
悔しいに決まってる。



だから私に言ってくれた。



こちらこそ、ありがとうだよ、櫻井さん。






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