第9章 かわいいひと|高尾和成
高尾「いや、何でもないよ。」
『ねぇ、高尾くん…』
高尾「ん?」
『高尾くんって、由乃ちゃんと付き合ってるって聞いたんだけど…別れちゃったの?』
高尾「え?何それ…?初耳なんだけど」
『…付き合ってたんだよ、ね?』
高尾「いや、無いっしょ…」
『そ、そっか〜…。』
高尾「さっきの、俺が言うの、やめた…あれ…」
『うん…』
高尾「舞ちゃんが真ちゃんを好きだって噂聞いてさ、俺、真ちゃんも大切だし、でも舞ちゃん好きだし、嫌いたくないし、でも真ちゃんなら…とかって勝手に色々考えててさ。でも、譲りたくねぇなって…な、何か恥ずかしくなってきた///」
『嬉しい…////』
高尾「え//?」
『私、高尾くんを好きでよかった///』
高尾「っ//あのさ、そんな事言われたら…」
チュッ…───
『んっ///!』
高尾「キス、したくなるんだけど//?」
『〜っ//も、もうした癖にっ///!』
高尾「今度は、もっと、ちゃんとキスしたい」
そう言うと高尾は舞に顔を近づけた。
『っ///』
舞はそっと目を瞑った。
ギュッ…
『ん…にゃにするの//!』
高尾「っぶは!ぎゃははっ!」
『ちょっと!笑いすぎ〜っ///!』
高尾「だってさ〜、舞ちゃん緊張し過ぎでさ〜
まじで俺まで電線するっての…////」
『っ//そ、そんなの仕方ないじゃない//!
キス…初めてなんだもん///!』
高尾「へ?」
『//な、なに///?』
高尾「まじ、で//?」
『うん…////』
高尾「やっべ〜///超嬉しい///!」
『高尾くん、ふふっ//顔、真っ赤だよ//?』
高尾「なっ!仕方ねぇだろ//!嬉しかったんだからよ///!」
『ねぇ、今度は意地悪…しちゃだめだから…///』
高尾「っ///…ズルいっての、ばーか」
高尾に深くキスされ、舌を絡ませ合う。
『んっ//ふぁ///…ん、高尾く…んっ///』
高尾「ん、舞ちゃん…//」
角度を変え、何度も深く舌を絡ませ合う。
ちゅく…ちゅっ…ぴちゃ…───
『ふぁっ…//ん//んぅ…////』
舞は力が抜け、ガクンと腰が砕ける。
高尾「っと!あぶね〜!」