第2章 特別レッスン|黄瀬涼太×青峰大輝
『あの…あり…がと…ございました…』
後になり怖かったのか舞は震えてしまっていた…──。
??「大丈夫っスよ」
そう言い相手の男性は優しく頭を撫でてくれた。
??「…?あ、お前!さつきの友達じゃねぇか!」
『…!?…あ、もしかして…青峰さん…?』
??「知り合いっスか?」
青峰「あぁ、知り合いっつーか、さつきのダチだ…」
??「へぇ〜、桃っちの友達っスか〜
ま、せっかくだしそこのファミレスに行かねっスか?」
『…あ、じゃ…、じゃあ私はこれで…』
歩き出す私の手を掴み
??「なに言ってんスか〜?一緒に行くんスよ!」
と手を引かれ私たちはファミレスに入ることとなった───。
店内は夜なだけあり少し落ち着いた雰囲気になっていた──。
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ファミレスの店内にて
??「なに頼むっスか〜?あ、やーっぱ女の子だからパフェとかっスか?あー、夜だから逆に食べない…かな?」
『えっと…』
青峰「つーか、なんであんな男と一緒に居たんだ?」
『…合コン…頼まれちゃって…。断れなくて…』
青峰「ふーん」
??「なんか青峰っち酷くないっスか?」
青峰「あー?」
店員「あの〜、すみません!
ご注文お伺いしても宜しいでしょうか?」
店員がお冷を出しつつ注文を聞いてきたのだった。
??「んー、じゃあ俺、オニオングラタンスープで!あ、君は?」
『えっと、カフェモカで…』
青峰「テリヤキバーガー」
店員「………あの…」
青峰「あ?」
??「ほら!ビックリしてるじゃないっスか!ってかテリヤキバーガーここにあるわけないじゃないっスか!」
青峰「…んだよ、ねぇのかよ…。じゃあ、コーラ」
と、注文を終え、さっきの話題へと戻り
??「そういや俺の名前言ってないっスね!
俺…黄瀬涼太っス!よろしくっス☆」
『あ、私は…桜田 舞って言います。』
黄瀬「よろ…」
青峰「なぁ、お前…俺の名前わかるよな?」
『えっと、青峰…くんですよね!?』
青峰「下…」
『し、下…?えっと、大輝…さん?』
しばしの沈黙が続き
黄瀬「つか、なーんで紅くなってんスか?」
ニヤニヤとしながら黄瀬は青峰を横目で見た。