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黒 子 の バ ス ケ 🏀

第3章 笑ってたいんだ|黒子テツヤ


黒子「こんな会話をしたりしていました…」





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『あの!く、黒子…さんですよ、ね//?』

黒子「…はい。黒子です」

『この前は先に貸してくださってありがとうございました!
これ、もう読んだので…』

差し出された本を受け取り

黒子「…どうでしたか?この本…」

『とってもワクワクしました!』

黒子「そうですか、僕も読むのが楽しみになりました」

『あのっ!よかったら…今度、時間があるとき話しませんか?えっと…ご迷惑じゃなければ…』

黒子「迷惑なんかじゃないですよ、僕でよければ…」





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黒子「…という感じで彼女と少しずつ会う回数が増えていったんです。でも、ある日から彼女は図書館に来なくなりました。それから僕の心に穴が空いたような気持ちになりました」


全員「(ごくん…)」
固唾を飲み込む


黒子「そんなある日、いつもはあまり見ることのない図書館の窓から見える花壇に目が行きました。何故か僕は花壇を見つめていたんです、そしたら彼女が現れました。それから僕は走って彼女に会いに行きました。

彼女の好きな本の話をしても、どこか浮かない顔をしていました。理由を聞いてもその時は答えてくれませんでした。それからも僕は彼女に会いに行きました。その日も彼女は元気が無くて、あの日、僕は火神くんに聞いたんです。」

ガシッと肩を掴み
リコ「それは立派な恋よ!黒子くん!」

日向「おい!まだ話終わってねぇだろ!それで…」

黒子「はい。…それから僕は後で食べようと思って買ってたお菓子を持って彼女に会いに行きました。」

全員「(後で食べようと思ってた…がなければいい話なのに〜)」

黒子「彼女とお菓子を食べていると、やっと彼女は笑顔になってくれました。そして彼女が話してくれたんです…」


皆は固唾をのみ込んだ。


黒子「引越しをしなければいけないと。そして、僕に会えなくなるくらいならもう会わないでおこうと思ったことを涙ながらに話してくれました。その言葉を聞いて、何故だか僕はホッとしたんです。僕の心に開いていた穴が埋まった気がしました。僕は嫌われていた訳じゃないんだと。そして、彼女は陰ながらいつも応援に来てくれていたそうです。でも、引越しでそれも叶わなくなる…と。」


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