第3章 転校初日

不ー久しぶりだね、若菜

若ー周助・・・。

不ー若菜に会いたくて仕方がないよ。早く僕たちのところに戻ってきてほしいよ

若ー周助・・・。で、でも・・・転校しちゃったし。。

不ーそんなの関係ないよ。大丈夫、必ず迎えに行くから

若ー・・・ちょっと怖いよ、周助・・。

不ーごめんね、怖がらせるつもりはなかったんだけどな。。

若ーううん、大丈夫だよ

幸村「随分と長い電話だね、若菜。相手は誰だい？」

若菜「精市。周助だよ」

幸村「ふーん、不二か」

不ーその声は幸村だね

若ーよくわかったね

不ーまぁね

切原「・・・なんか電話越しからも幸村部長からも黒いオーラが・・・」

丸井「おいおい大丈夫か？？」

仁王「プリッ」

柳生「どうしますか、真田くん」

真田「うむ。。む？蓮二・・・？」

柳「若菜、貸してくれ」

若菜「うん・・？」

柳ー立海の柳だ。すまないが貞治に代わってくれないか

不ー柳か・・。ちょっと待ってね。乾、柳から

乾ー蓮二、どうした

柳ーすまないが、若菜はもう我が立海の仲間だ。青学に渡すつもりはない

乾ー宣戦布告、というわけか

柳ーあぁ。若菜は渡さない

プチッツーツーツー

若菜「・・蓮二」

柳「若菜は何も心配しなくていい」

若菜「なんか怒ってる？」

柳「怒ってなどいない」

若菜「嘘。怒ってる」

柳「・・・怒ってない。大丈夫だ」

若菜「・・・」

幸村「…さ、中に入ろう」

若菜「あ、いつの間に」

ジャッカル「歩きながら話してたからな」

仁王「無駄に疲れとるんやないかのぅ」

若菜「大丈夫だよ」

切原「若菜先輩！はやくいきましょう！」

丸井「行こうぜ！」

若菜「・・・うん！」

柳生「あまり困らせてはなりませんよ」

若菜「大丈夫ですよ。ありがとう、比呂士」

幸村「若菜は俺の隣ね」

若菜「え、でもぶんちゃんの隣・・・」

幸村「反対側、空いてるでしょ？」

若菜「え、えっと・・あ！そうなの！私の反対側は弦一郎って決まってて・・」

幸村「へぇ・・・。」

真田「なっ！」

若菜「ね！弦一郎！」

真田「おい、若菜。何を言って・・・」

幸村「まぁ今回は仕方ないけど、次回からは俺の隣だよ。いいね、若菜」

若菜「は、はい。」

切原「おっかねぇなぁ部長」

若菜「う、うん。みんなが怖がる理由わかる」