第2章 入寮
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「リリア!」
声を掛けられ、振り返るとそこには見知った面々が立っていた。
リリアをはじめ、シルバー、セベクも一緒だ。嬉しい!
私はみんなの元に駆け寄って、リリアをぎゅっと抱きしめると、リリアからもしっかりと抱きしめ返してもらう。安心するなぁ、やっぱり。
リ「くふふ、そんなに嬉しいか、」
『当然でしょ!またみんなと一緒に居られるんだから!』
セ「!リリア様にそんなに引っ付くな!!」
セベクはなぜかいつも私とリリアの愛の抱擁の邪魔をする。
『ええ~!いいじゃん、感動の再開なんだから!』
シ「前回のホリデーに会ったばかりだろう」
そう、リリアやシルバーはいつもホリデーに入ると、私たちの住む茨の谷へ帰ってくる。それがたとえ1日でも、忙しくてもだ。それが私はたまらなく嬉しい。
ちなみに前回のホリデーは3日前で、本当に大した期間離れていたわけではないが、あえて大げさにしたかったのだ。理由?そんなものはない。
セベクは同じ時期に学園に入学しているから、彼もディアソムニアのみんなと一緒に居られるのは嬉しいはずだ。ツンデレってやつだね!
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