第42章 confession
「くくくっ…マジかよこいつら〜…くくっ」
肩を寄せ合って眠っている2人のなんとも幸せそうな光景に、クマは肩で笑う。
2人の表情はとても穏やかで、さぞ良い夢を見ているのだろうと誰がどう見てもわかるくらいに、まるでそこだけ世界が変わっているかのような空気を纏っている。
「あ〜あ。なんだかんだやっぱお疲れだったんだねえ。レイも五条も。」
「はぁ……全く……」
夏油は不機嫌そうにうちわでペシペシと五条の頭を叩いた。
「さーとるっ。起きろ。」
「……んぁ…」
五条の虚ろな目が開いた。
「何か良い夢でも見てたのか?」
「うー…見てたぁ…気がする…
なんか……お姫様…の……」
目を擦りながら欠伸をする五条の言葉に硝子とクマは大笑いする。
「てめ、寝ぼけすぎだろ!ギャハハ」
夏油は呆れ顔で隣のレイを抱き上げた。