第42章 confession
「それってホントすごいことだと思うよ…」
言いながらレイは一気に睡魔が襲ってきていた。
「……なぁ、じゃあ、俺さ…」
レイの空に、なれてんのかな…
そう言おうとしたとき、こてんと自分の肩にレイの頭が置かれた。
「…っえ…まさか……え寝ちゃったの?」
相当お疲れだね…
そう言いながら呆れたようにため息を吐く。
あんまり俺を煽るような事ばっか言うなよ
掻き乱すなよ、これ以上。
俺の心をさ。
「ねぇレイ…来年の夏は…どうしよっか。
また皆でここでこうして…花火できるかな…」
高専最後の青春はさ…
もっともっとすげぇの計画しなきゃな俺。
何してるかな。
来年の俺ら。
俺の隣には…こうしてまた…
レイがいて、親友がいて、硝子がいて、クマがいるかな。
……いるよな。