第42章 confession
「っはー…おもしろーい。ふふ楽しいなぁ」
「ふはっ、あ〜、つかもう夏休み終了かぁ〜
マジ早かったわぁ」
「だね…でもほんっと楽しかった。
何もかもが最高の思い出だよ。きっと一生忘れない」
刹那げに目を細めるレイと同じ方向を見つめながら五条はポツリと言った。
「なんで時間って過ぎてくのかな…」
レイは目を見開いて五条を見る。
「私とおんなじこと考えてる」
「あー…俺なんか感傷に浸っちゃってるわ今。
らしくないよね、ウケる」
「別にウケないよ?でも悟のおかげでほんっと人生最高の夏だったよ!ありがとうね。」
「え、なんで俺?」
「いっぱいいろんな計画立てて楽しませてくれたのは悟じゃん。今日の浴衣とかも…ふふっ。やっぱ悟は人を楽しませる天才だね!」
満面の笑みでそう言われ、まさかそんなことを微塵も思っていなかった五条は押し黙ってしまった。