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walking proud~呪術廻戦~R18~

第42章 confession


「あ……」

その風のせいで線香花火が落ちそうになる。

その瞬間、夏油が自分の線香花火の先端をレイのものにくっつけた。

そのおかげで2つが1つになり強度と威力を増したそれはまたバチバチと火花を散らし、美しい花を咲かせていく。


「わあ…すごい…」

「ふふ……」

夏油のそんな優しさが嬉しくて、
好きだという想いが募りすぎて…
胸がキュッと締め付けられる感覚がした。


「…ありがとう傑」


「…こうして支えたいんだよ、君を…
いつ、どんなときも…」


「…っ……」


なんて優しいんだろう。
たまに、怖くなるよ…
こんなに幸せでいいのかって…

たまに分かんなくなるよ…
1番大好きな人が、こんな私をそんなふうに言ってくれるこの世界が、本当に現実なのかって…


「でも…傑…
2つが1つになればこんなふうに助け合えるように、私も強くなって、傑の一部分に少しでもなりたいよ」

夏油は一瞬目を見開いたかと思えば、

「…もう充分さ。充分、君は私の一部分だよ」

そう静かに言って頬にキスをした。
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