• テキストサイズ

walking proud~呪術廻戦~R18~

第41章 youth 【準番外編】


真剣な表情で目と鼻の先で見つめられたかと思えば、吸い寄せられるように互いの唇が重なった。

グッと後頭部に力が入り、深くに舌が入り込み、絡まっていく。

こんな場所で…こんなキス…

と思っている余裕がなかった。


夏油の右隣では硝子とクマがビールを飲みながら焼きそばを食べていて、レイの左隣では五条はわたあめを食べながらスマホを弄っている。


唇がパッと離され、目を開けると、厭らしくペロリと唇を舐めている夏油がフッと笑った。

「…ケチャップとマスタードの味だった。」

「っ…なんかそれ嫌だなぁ。今からりんご飴の味にするね!」

そう言ってレイはりんご飴を舐めだした。


「なーあ!傑〜!このゲームってどーやんだ?」

クマが突然声を上げた。
どうやら先程射的で取った小さい玩具のことを言っているらしい。

夏油は硝子の膝の上にいるクマに向き直った。


レイは綿あめを食べている五条をチラと横目で見る。

「ねぇ、さっきから甘いものしか食べてなくない?」

「うん、あ!それ1口ちょーだいっ」

「っえ」

ガリっ!

何か言う間もなく持っていたりんご飴を齧られた。

ガリっシャリッという音が五条の口から聞こえる。
/ 1492ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp