第41章 youth 【準番外編】
すると、五条があからさまに呆れたような口調で喋り出した。
「どっからどうみてもそーに決まってんだろ。ちょ〜お似合いな俺らのこの姿見れば一目瞭然だろ。」
「あー…ははっ、確かに。でも…
去年の私らの時は超フツーだったのに今年はどうしたの?マジ、ちょーヤンキーじゃん。」
その言葉に一瞬沈黙したかと思えば、
「せーしゅんなのせーしゅん!」
などと言い、夏油はというと眉間に皺を刻みながら明らかに居心地悪そうにうちわで自分の顔を扇いでいる。
レイは、
去年の悟と傑はこの2人とダブルデートしてたのかぁ…ということは、元カノ…かぁ…と察しながら、かき氷を1口2口、口に運んだ。
すると、女子2名はレイと硝子を舐め回すように見つめた。
「確かに彼女さんたちもすっごい〜!」
「やっばいね…さすがに真似できない!」
レイは苦笑いし、硝子は明らかにいきり立っている。
五条はそんな硝子の肩を抱いて、言った。
「ってことだから邪魔しないでもらえる〜?」
夏油もレイの腰に手を回してギュッと引き寄せた。