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walking proud~呪術廻戦~R18~

第6章 Teddybear


コンビニでシャーベットをカゴに入れた時、硝子が横から声を掛けてきた。

「んなカロリー低いもん選ぶな!
あんたはこれにしなよー!スーパーカップ!」

「えぇっ!これ1番カロリーヤバいやつじゃん!」

「夏油がもっと太れって言ってたでしょ?」

「いや、だとしても太り方ってもんがあるっしょ!
鶏肉とかさぁー…」

「でもさ、ちょっとフニフニして女性らしい体つきのほうが、男って喜ぶっぽいよ?」

コソコソと耳打ちしてくる硝子にレイは鳥肌が立つ。

「そ、そういうもん?
…っていうか!違う!私は強くなりたいだけでっ」

「ハイハイわかったわかった」

焦り出すレイを受け流して硝子はあれこれカゴに入れた。



道中も、なかなか不機嫌気味なレイに、硝子は明るく言った。

「ねぇ、レイ?もうあんたは充分強いよ?
まぁもっと強くなりたいって気持ちはわかるけど、あの二人と比べてたらキリがないよ。あいつらちょっと別格だもん」

「違うの…そうじゃない…」

突然弱々しくなるレイに、硝子は訝しげに視線を送る。

「私だけなんにもないじゃん…硝子は呪術医療に長けてるし、あの二人もそれぞれ特技があるし…」

「っえ、何言ってんの。レイだっていろいろ強みあるじゃん」

「そうじゃなくて…皆みたいに、自分にしかできないことが欲しいの…そうじゃないと…皆を助けられないでしょ…」

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