第40章 scene ■
"五条待てっ!楽巌寺学長もよく考えて発言なさってください!"
"何を申すか。わしは常に正しい呪術界のあり方を考えている…。"
"お前らが考えてんのはくだらない保身、地位やプライドだろ!
レイに少しでも妙なことしてみろ?僕は呪術界をその場で抜けてやる。元々なんの思い入れもねぇんだよ。そうなっても助けを求めてくるなよお前ら。認知症になる前に死ね老いぼれ"
"ちょっと五条どこいくの?!まっ…"
……あ〜あ
もっと言ってやりたかったなぁ〜
腰骨くらい折っておきたかったな〜
のろのろと高専を出る僕の前に突然
瞬身してきた上層部の1人に殺気を放つ。
「まだなんか用?もう話すことなんかないですけど」
「己の存在を見誤るなよ五条悟。
お前の力はあまりにも大きい。呪術界にとっても、この世にとっても、何をも変えることのできる絶大な力。その価値をしっかり了知し焦頭爛額となるな」
は、なにいってんのこいつ…。
僕は殺気を消してニコッと笑った。
「たった1人の親友すら救えない力だ。
過大評価、痛み入りますよ。お猿さん♪」