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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■


「やっぱり、レイの力は凄いよね」

「っえ?なんの?」

レイはスマホから顔を上げて五条を見る。
五条は肘枕をしながらも優しい目をしている。


「人に好かれる力、人を引きつける力、人を変える力、人を癒す力、とか。…どんな術式よりもすごい力だよ。」


「・・・」


その言葉に、昼間のクマの言葉がリフレインした。

"やっぱお前のこれが、1番強ぇ術式なんじゃね"


「昔からそうだよレイは。
気付いてないのかもだけどね。」


「……そんなことないと思うよ?別に私なにもしてないもん」


本気で分かってないようなポカンとした表情で言うレイに、五条は噴き出した。


「…くくっ…そう、そうそうそういう純粋さだからこそだよね。昔からクマも周りも言ってたようにさ、レイほど心の綺麗な人はいないよ。真っ白すぎて、たまにこっちが穢してる気分にさえなるほど…。」


…そう、あいつもそう言ってたっけな。
ほんと、わかるよそれ。

だってさ、見ろよ、この顔。

まるで天使そのものだろ…。
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