第40章 scene ■
「っぅあ!…レイっ…ダメでるっ!……離しっ」
一瞬にして口の中に精を放ってしまった。
びくつくそこを一滴も残らず舐めとるように吸われ、五条は肩で息をしながら後ろに肘をつき、天井を見上げた。
頭がクラクラする。
天井がぼやけて見える。
おかしくなるくらいにレイの口淫は気持ちが良かった。
「ふ、ぁ…もう離して…くださいよ…っ…姫様」
「ん…」
ようやくずるりと口から引き抜いたレイにティッシュを差し出す。
「え?もうないよ?」
「っ!?!?」
何事も無かったかのようにそう言われ、五条は目を見開いて固まってしまった。
「………」
「……気持ちよかった?あれ、大丈夫?」