第40章 scene ■
あまりの快感にベッドに沈んでしまった。
倒れた状態のまま、レイから与えられるあまりの快感に呻き声が漏れる。
「っく!…だめ、もちょっと…緩めてっ…あっ」
レイの動きが早くなってくる。
舌を大きく使いながらぐるりと舐めまわし、手で扱きつつジュルジュルと艶かしい音が響いている。
パッと口が離れたかと思えば、唾液を垂らしたレイが上目遣いでジッと見つめている。
五条はその表情にドクンと射抜かれながらも、火照った顔を歪めたまま言う。
「…は…だめ、見ないでレイ…
多分、僕今すっごく…だらしない顔っ…してる…」
荒い息を吐きながら目じりを下げ、快感に悶え苦しんでいるような官能的な表情の五条。
声も身体も震えている。
「…悟の、悦くなってる顔が見たいんだよ…
だってその顔、私しか見られない、でしょ?」
「そ、そうだけど…あぁっ!っく…レイ」
また艶めかしく口内で与えられる快感にひたすら耐える。
あまりの刺激に既に五条は限界が来ていた。