第40章 scene ■
「っはは。さいっこーに、かわいいよ…やばい」
「ん…もぉ、い、言わないで、よ」
全身に舌を這わせ、時折吸うようにキスをしていく五条の顔が下へと下がって行き、股へ埋まった。
「んっ…あ…待ってっ…」
レイはなんとか脱力していた体の力を振り絞って上半身を起こし、五条の頭を掴んだ。
「っん、なに?」
「私にも…させてよ…」
「っえ」
「えって…嫌なの?」
「っ…!」
答える間もなくレイは五条のソレを握り締め舌を這わせていた。
「っあぁ!…ちょちょっと… レイ」
キスをするように愛撫していたかと思えばパクリと食いつき、一気に奥まで口に含んでいた。
ビクッと五条の体が震え、レイの頭に手を置いて苦笑いする。
「まっ、て……ふふっ…っう…
なんで今日そんなにっ…積極的な、の?」
早くも息が上がりながら髪を撫で、眉を顰める。
レイの口淫をする姿を見下ろしながら、それだけですぐに搾り取られてしまいそうなくらいの快感が迫ってくる。