第40章 scene ■
下の蜜口に指が這った。
既に愛液で濡れそぼっているそこを器用に指で押しはがしながら蕾を剥き出しにする。
親指で液を塗りたくるようにしてゆっくりと中指を差し込んでいった。
「んっあ!…んんっ…」
「すごい…とろとろだよ」
耳元で囁いてから顔中にキスを落としていく。
愛しすぎるとこんなにも口付けをしたくなる。
本当に全部食べてしまいたくなるくらいに…
下の快感に善がりながら、キュッと目を閉じ眉を寄せている官能的な表情を目に焼きつける。
「ふっ…かわいい…」
「んっ…はぁっん…おかしくなっちゃ、う」
「おかしくなってよ」
荒い息を吐く唇を塞ぎながら、肉壁を擦り上げる。
くぐもった喘ぎ声を五条が飲み込んでいく。
蕾への刺激も強くなり、たちまちイキそうになって咄嗟に五条の首に手を回した。
「んんっ!…あぁっ、イっイキそっ…!」
「うん。ちゃあんと見ていてあげる」
「はぁっ…んぁ!!!」
一際大きく体が波打ち、電流が駆け巡るような快感に悶えた。
泣きそうな顔をしながら呼吸を繰り返すレイの目と鼻の先には、妖艶な光を纏った碧い瞳がまっすぐ突き刺さっている。