第40章 scene ■
「むしろ見せつけてやりたいよ。
僕がどれだけレイを愛してるかってこと。」
「わかった。じゃあじっくり見ててやるよ」
「「えっ」」
また2人の声が重なった。
まさかそんなことを言われるとは思ってなかったので唖然となる。
クマは可愛らしい声でくくくっと笑った。
「仕方ねぇから朝帰りクマになってやるよ。
おいらちょうど行きてぇとこもあったしな。」
そう言ってブルブルっとこちらに盛大に飛沫を掛けてきたかと思えば、ボンッと一瞬で消えてしまった。
「わっ!えっ!」
「うそっ?」
シーン…