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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■


その時、スっと腕を引かれ、優しく後ろから包まれた。

髪や耳にちゅ、ちゅ、と艶かしく音を立てながらキスをされている。

そのくすぐったさに、身を縮めて少し笑った。


「ねえ… レイ、今、幸せ?」

耳元で囁かれた吐息のような静かな声に、レイは頷いた。

「もちろんだよ。悟のおかげで。」

「…ホントに?」

「うんっ」

「ならよかったよ…」

「ね、悟は?」

「僕はレイが幸せなら幸せなのっ」

「ホントに?」

「ほんと。レイが笑顔なら、
他になーんにもいらないんだ、僕は。」


グッと頭だけ横に向かされたかと思えば一瞬で唇を奪われた。
数秒止まってから、またゆっくり離れていった。


五条の表情がなぜだか淋しげに見える。
月明かりと星の瞬きのせいだろうか?と思った。
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