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walking proud~呪術廻戦~R18~

第5章 possession


2人が出ていってから、五条はゲーム機をまとめて立ち上がる。

「楽しみだな傑〜!今回は俺と2人きりのデートじゃないからテンション上がるだろ!」

「あぁ。そうだね。」

ゴミを入れた袋を縛りながら冷静沈着な態度の夏油。
その首筋の痣を見ながら五条は音を立てずに笑った。

「前〜に俺らがダブルデートで行ったことは黙ったままでいいのー?」

その言葉に夏油の動きがピクリと止まる。

「…言う必要はないだろう?」

「ふふふっ!ならバレねーようにしろよ?俺は別にバレても全然構わないけどね!」

「・・・」

目線だけ動かし睨みあげてくる夏油に五条はニッコリ笑った。

「大丈夫大丈夫!俺もちゃんと黙ってる!ホテルも違う所をとるね?」

「ああ。頼むよ、悟くん」

「任せてよ、傑くんっ」


五条が笑って踵を返そうとした時、


「…ところで悟くん?」

夏油は冷淡な口調になって顔を上げ、目を細めた。

「人のテレビに呪力を流すのはやめてくれないか?」


五条はサングラスを取って碧い瞳で真っ直ぐ見つめ弧を描く。

「…また被害妄想ですかな、傑くん?」


夏油はふーっと息を吐いてゴミの入った袋を五条に押付けた。


「ゲームだけじゃなくてこれも持ってってくれ。」

「へいへい。」
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