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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■



「なに?」


更にぎゅっと身を寄せられ、静かに諭すような声が降ってきた。


「何があっても絶対に、この人みたいなことしないで。」


庇って自ら死を選ぶなんてこと。
絶対に。それだけはやめて。


「…なんてね。そんな状況になることなんて絶対ないけどっ。でも一応"約束"してよ、レイ。」


「やだよ。もう悟と、最初で最後の約束したでしょ。」




"僕と、"約束" して。
最初で最後の約束かな。"



以前の会話を思い出す。



"僕とレイの物語…最後必ず幸せに完結するまで、ずっと一緒に進めていくって。この先何が起きようと。"



「人はどうせ、いつかは死ぬ。
だから、死んでも幸せな完結にするってことだよ。」

「……えぇ?そんな完結って」

「ねぇ、この阿亀さんは幸せだったと思わない?1番大切な人を守れて、完結したんだよ。これ以上幸せな死って、ないでしょ。」



五条は呆れたように息を吐き、レイの両肩に手を置いて視線を合わせた。

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