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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■




「それからね、レイは…」




傑だけじゃなくて、見知らずの人の吐瀉物をなんにも気にすることなく触っていたり、
たった1匹の犬のことを命懸けで助けていたり、
目の前の命を救いたいと語ってたり…



"私たちが持ってるものはいずれ失うものばかりだよ…宝物も苦しみも喜びも命も…でも私は生かされた。だから生きなきゃいけない。生きて次の誰かに命を引き継いで…そうして命は続いていく…だから目の前の命は助けたいの。それがどんな命であろうと。"



純粋無垢な性格も、
まっさらな笑顔も、
透き通ったその声も、


全部全部、
あの頃からひたすら僕の心の隙間に流れ込んできて、
簡単に僕を染めるんだ。

染められすぎたら今度は
溺れていってるんだよ

こうしてね…




「ねぇ、レイ。
僕が前に地面に書いた文字、覚えてる?」


レイはハッとしたような顔で固まった。



"I love everything about you forever"


私はあなたのすべてを永遠に愛してる



「だからさ、全部だよ。
ぜーんぶに惚れてるんだよ、レイの。」
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