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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■



「・・・」

「ほら、早く」

「ん…届かないっ…背、高すぎなんだって」

「ははははははっ、でしょお」


意味不明なからかい方をされたと思って頬を膨らめる。
五条はゆっくりと屈んだ。

五条の脇にはやれやれと言ってため息を吐いているクマがいる。


目と鼻の先でジッと見つめられ、レイは五条のサングラスを取った。

夕日を帯びてギラっと光っている美しい蒼眼に射抜かれる。


「…悟はずるいよね…そんな目を持ってるんだもん」

ついそう呟いてしまった。

「…その言葉、そっくりそのまま返すよ、レイ」

「…え?」

「いーから早く…」

レイは1度、キョロキョロと視線を走らせてから、チュッと音を鳴らしてキスをした。

「はいっ、不合格〜!」

「っえ!」

突然そんなことを言われて目を見開いた瞬間には、頭をグッと押さえつけられ、深く濃厚な口付けをされていた。
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