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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■



「あぁ、でも…一つだけお願いしていい?」


「うん!なになに?!」


目を輝かせて顔を覗き込む五条を見上げた後、レイは照れ笑いを浮かべながら小さく言った。


「…好きって…いっぱい言ってほしい…かな」


「っん?…え…そんなこと?」


拍子抜けしたような五条の声に少し笑う。


「うん。毎日言われたい…の…」

「ふふっ、わかった。ていうか、1日10回は言ってる気がするけどね。」

「…うん。大事なことなんだよ、私にとっては…」

「じゃあレイ、毎日最低でも10回はキスをする。これもルールにしよ」

「…っ、ルールって…」

「ちなみに、僕からもレイからも10回。つまり最低20回ってこと。いいね?」


ゆっくりと見上げると、有無を言わさぬ雰囲気で口角を上げている五条がいる。


「ん。はい。」


「んー今日はまだレイからはされてないなぁ…
今して?」

「っえ…ここ、で?」

「うん。」

突然立ち止まって強めに言われてしまい、さすがに人目があまり無いとはいえ、たじろいでしまった。
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