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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■




「なにかもっと…してあげられることないかな」


「…え?」


「僕といて幸せって…レイにもっと思ってもらえるようなこと…」


「…うーん…ないかな」


「えぇーっ」


「もう充分。これ以上はないよって意味だよ」


「…でもなにかしたいんだ。
もっともっと幸せって思ってほしいから」



納得のいっていない様子の五条に、
レイはポツリポツリと言った。



「ただ話しているだけで楽しくて、
いつまでも話が続いて、
時間が経つのを忘れてしまって、
自分の全てをさらけ出せて、
無理することも無くて、
頑張ることも無くて、
自分らしくいられて、
そんな人に出会えたから、
私はもう…充分幸せ。」




歩きながら、互いの目が合った。


今までにないくらい優しい笑みで同時に笑った。
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