第40章 scene ■
どこに行くかの相談を始めている面々は結局あーでもないこーでもないという言い争いのようなものが巻き起こってしまった。
レイは正直なにがなんだかわからなくてニコニコしながら聞いているしかない。
クマは顰めっ面で苛立ち始めている。
禪院「最初は八坂神社に決まってるでしょう?舞妓さんも通う美人祈願の神社よ!」
加茂「いや、普通まずは寺からだろう。東寺に行くべきだ。なんといっても世界遺産だしな。」
三輪「ここは無難に清水寺か平安神宮あたりがよくないですかぁ?北野天満宮もいいかもっ」
西宮「それはさすがになんの捻りもないよ!修学旅行じゃないんだからっ!二条城に行くべきっ!それか伏見稲荷大社!」
東堂「それこそ修学旅行だろ!錦市場に行くべきだ!あそこほど美味いもんが食べ歩きできる場所はない!」
メカ丸「とりあエず女子ハ 着物レンタルでも行って着替えてきたらドーダ?」
「「!!(; ・`д・´)!!!」」
禪院「あんたって……たまに突然ボソッと喋ることがそんな感じだからすごいのよね…」
西宮「ていうかちょっと存在忘れてたわ…」
東堂「いたのかお前…」
三輪「さっすがメカ丸っ!」
加茂「…ならばとっとと行こう。その間に完璧なコースを私が考えて…」