第39章 dignity ■
全身にくまなくキスを落としていく度に、レイの体が小さく揺れて、ピクリと跳ねる。
強めに乳房を揉みしだきながら、たくさんの赤い花弁を咲かせていった。
その度に、悲鳴にも似た卑猥な呻き声がレイから漏れる。
徐々に下へと下がっていき、股の間に顔を埋めた。
荒い息遣いのまま蕾を口に含んで愛撫しながら指を挿入していく。
湖と化しているそこは、グチョグチョと厭らしい音を立てはじめた。
「あっ!…んぁうっ…いぁっ…悟っ…」
「ん…っ…もっと善がり狂ってよ、姫…」
ググッと奥を指で擦り上げ、器用に舌で剥き出しにした蕾を吸い上げた途端、レイはたちまち絶頂に達し、何度も痙攣を繰り返しながらぐったりと脱力した。
「きもちかった?…ねぇ、レイちゃん…」
「っ…う…っん……」
「ふふっ……かわい…」
苦しそうに何とか頷く彼女をジッと見つめて目を細める。
「でもさぁ…僕やっぱ、嫉妬してるよ…
だから責任取って…」
五条は荒く息を吐いているその唇をまた塞いだ。
ひくついている愛しい体を抱きしめながら。
溢れ出る情欲が限界になってきていた。