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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■



気づかなかった。
気心の知れた仲間の中にあなたがいたこと。

全てをわかり合える存在のあなたは、
私に一番安らぎを与えてくれてた。

望んでいた人はすぐ隣にいた。



これ以上知られるのが怖くて、
私は逃げ出してしまったのかもしれない。

怯えた心を振り絞ってもう一度頑張ってみるから。




交わしてくれる言葉が嬉しくて、
気さくなあなたを眩しく想った。
いつからだろう?
こんなに大きな存在になってしまったのは。



感情は移り変わりやすく、
真実さえも歪めてしまう不確かなもの。


それでも、悟ならなぜだか心の底から安心できるの。
なんでかな。




染めてほしい、悟の色に。

感じたい、体温を。

寄り添いたい、あなたと。


あと何センチ近づけばいい?




あなたの求めているもの全部あげるよ?

悟が私を見つめてくれたら

不思議なことにね、

本当に、何にでもなれる気がするんだ。

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