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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■




「… レイ、やっぱりまだ傑のことが1番?」


「…えっ…」

突然のその言葉に大きく鼓動がはねた。


「僕のこと、好き、じゃない…のかな…」


無機質で静かな口調に、冷たい表情になる五条にレイは眉を顰める。


「…無理、させちゃってる…よね…」

「さ…」

「まだまだ忘れられてないんだよね…」


見たことないくらいに苦痛に満ちた五条の顔が離れていく。


「そりゃぁそうだよね…ごめんねレイ」


なんで…謝るの…

下唇を噛んだレイの顔も歪んでいく。


「そんなこと、悟に言わせたくないよ…」

「いいんだ。無理させたくないし…」


切なげに薄ら笑う五条がゆっくり髪を撫でる。


「や…だ……そんな顔、しないでよ…」
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