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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■


「いきなり他の男のこと下の名前で呼んだりさぁ、僕を差し置いて妙に優しくしたり、おまけにキスマークまで豪快に付けられてきて…
これにキレない彼氏っているか?」

「・・・」

「なぁ?どう思う?ん?」

確かに考えてみたらそうだ。
むしろブチ切れるのが当然の反応だろう。
悟はかなり寛容だ…
そう思えてきてしまい、申し訳なさで言葉が詰まる。


「えっと……」

「答えろよレイ。逆の立場だったらどう思うんだ?」

五条はそう言ってからハッとなる。

脳内に、今日 伏黒に言われた言葉がリフレインした。


"あの人にとっては、夏油傑が1番なんですよね。

昔も、今も、ですよ

あの人はまだ、過去を生きてる。今を生きてない。

あの人は、五条先生のこと本当に好きなんでしょうか

純粋無垢で、流されやすくて、絵に書いたような善人…そんなあの人に、無理をさせてんのって五条先生なんじゃないんですか?"



あ〜そっか、やっぱり…
答えられないってことは…
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