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walking proud~呪術廻戦~R18~

第5章 possession


「じゃー私は…ロゼッタにしようかな」

そう言ってレイがデイジーからロゼッタに変えると、五条が笑いながら言った。

「おいおいレイ、さっきからお姫様ばっか使うなよ。かわいこぶっちゃって!そんなことしても誰も手加減しないよ?」

「はぁ?そっちだって顔に似合わず随分可愛らしいの選んでんじゃん。それに姫様系は扱いやすいんだよ…」

これは本当なのだ。
難しいキャラクターは扱いづらくてどうも苦手だ。


「夏油はどうすんの?」

硝子の言葉に、夏油はうーんと唸ったあと、意外すぎるものを選んだ。

「え…?!ウケる!しずえさんじゃん!」

しずえさんとはどうぶつの森の犬のキャラクター。
とにかくとっても愛らしい女の子なのだ。

3人はたまらず噴き出したが夏油は何食わぬ顔で言った。

「皆が可愛らしいのを選ぶから私もね。しかもしずえさんって意外と強いらしいから試したいんだよ」

「あ、そう。じゃあステージもこの村にしよう」

そう言って五条はどうぶつの森の村を選び、戦闘が再開された。


「ちょ、ちょっと待って!ハハ!しずえさんすごい!」

しずえさんはホウキで叩いたり、うさぎの風船で空を飛んだりしているがすばしっこくて強い。

「可愛いなしずえ!でも中身は傑だからな!
容赦はしないぞ!」

とにかくむちゃくちゃ楽しくていつの間にか4人は愛らしいキャラをぶつけ合うただの遊びになっていた。
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