第39章 dignity ■
五条はおもむろにレイのスキニーパンツの中に手を入れた。
「いやっ!ちょ!なにすんのっ…だめぇ」
「暴れるなよ」
バタバタと動かす手を片手で拘束し、下着の中に指を入れる。
「ひあっ!!」
五条がニヤリと笑ったその意味はレイにも理解できたのでたちまち顔を火照らせ目を逸らす。
そこはもうヌルヌルとした液体が溢れ出ていて、五条は指にそれを絡めながら、何度も割れ目を往復した。
レイは身を震わせながら首を横に何度も振る。
五条の力が強すぎて身動きが取れない。
「僕のちゅ〜だけでこんなになっちゃったんだぁ。
そんなに良かったー?」
「や…めて……」
「ん?やめられないなぁ…
たっぷり可愛がってしつけてあげるべき?」
手首に力が入り、僅かな痛みに顔を歪める。
五条の真剣な眼光が、窓からの光に照らされて眩しいくらいに自分を突き刺してくる。
その青青とした海のような瞳に吸い込まれそうになり、目を逸らした。