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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■


しばらくしてようやくパッと唇を解放され、唾液まみれのレイの口元を、五条が猫のように丁寧に舐めとっていく。

「ん…っ…はぁ…はぁ…ーん…」

「ふはっ…いいね…その顔…」

片手でレイの体を支えながら、もう片手で顎を掴んで目と鼻の先で見つめ、目を細める。

「はぁ…はぁ…やめて…こんなとこでっ…なんで…」

「は?ホントにさぁ…」

五条は呆れたようにため息を吐いたあと、睨むような眼光をその痣に向けた。

「…どいつもこいつも、
僕のことナメてくれちゃってさぁ」

くそ…マジイラつく…
これ大人げないかな?

いや、そんなことないよね?
むしろ僕寛容すぎやしないか?


五条はフッと黒く笑った。
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