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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■


「それなのに、五条先生と付き合ってるんですか?」

目を見開いて固まるレイ。


「…わ、忘れようと…してるよ?」

「じゃあなんでそのペンダント、まだつけてるんですか?」

ドキッと鼓動が跳ね、口ごもる。

「五条先生じゃ、忘れるの無理なんじゃないですか?」

「・・・」

「俺なら多分、忘れさせてあげられる。
だって俺は…誰よりも不平等な奴だから…」


「え……?」




「はいはい、そろそろ終わったかな〜?」

突然の五条の声に、2人同時にドアの方を向く。
にっこり笑っている五条が入口付近に立っている。

「2人とも怪我はないね?
よし、じゃーレイおいで。」

レイは頭を切り替えて急いで立ち上がる。

「ふし、あ、恵くん、じゃあまたね!
訓練頑張ってね!」

何ごともなかったかのように満面の笑みで手を振り、踵を返していくレイ。

伏黒はフーっと息を吐いて立ち上がり、ポキポキと首を鳴らしてその後ろ姿を見送った。


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