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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■






「俺… レイさんのこと、好きです。」




突然のその言葉に、聞き間違いかと思ってレイは首を傾げる。


「っえ?…今なんて?」


「誰よりも優先して助けたいって思う。
不平等な俺にとって、レイさんが今は1番そういう存在。」


真剣な眼光で見つめられ、その漆黒の瞳に引きづりこまれそうになる感覚がした。


「えっ…と…ありがとう?…伏黒くん…?」

「てか、俺のことも下の名前で呼んでくださいよ」

「あ、そうだね。恵くん。ふふ…」

「レイさんって、まだその人のこと忘れられてないんですよね?」

「えっ…」

「引きずってるんですよね?」

「…っ…」

連続するその問いかけには言葉に詰まり、つい目を逸らしてしまった。
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