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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■


「……伏黒くん?」

いつまでも自分から退いてくれずに真顔で見下ろしてくる伏黒に、レイは目を瞬かせる。

「… レイさん…」

「…うん?」


突然ビリッという音が聞こえたかと思えば、伏黒の顔が自分の首筋から離れていったところだった。


「っ!…え?」

それが全て一瞬のことで、何が起きたのか全く分からなかったが、気がついた時には伏黒に手を引かれて上体を起こされていた。

「??…あ…ありがとう…」

「はぁ…いえ。」



伏黒が水のペットボトルを持って、1つをレイに渡し、隣に腰を下ろす。

「伏黒くん、さっきのホント良かったよ!
今度クマにも相手してもらったら?
前に虎杖くんや釘崎さんの稽古もつけてたし。」

「…はい。そうですね。」

嬉しそうに水をごくごく飲んでいるレイを横目で見る。

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