• テキストサイズ

walking proud~呪術廻戦~R18~

第37章 nightmare


「ありがとう伏黒くん、なんか、少しだけ…吹っ切れそう…」

「いや…無理はしなくても…」

「ううん。あ〜私、お酒飲んじゃおっかな〜」

料理をゴクリと飲み込んでからメニューをめくりだした。

「え?飲めるんですか?」

「飲んだことがほとんどないんだ。止められてたから。でも…"今"を生きるためには…新しい自分も受け入れたいの。」


伏黒は訝しげに眉を顰める。

どういうことだ?なぜ酒がそこに繋がる?
新年のお屠蘇か何かと勘違いしているのか?
それともやはり…天然?


「う〜ん…ファミレスのお酒ってよく硝子が飲んでたけど…どれがいいんだろ〜…あ〜これとか…いいかもなぁ…名前的に…」

「……本当に大丈夫ですか?」

そもそもこの人って、五条先生や硝子さんと同級生だとしても、体は完全に未成年だよな?
ていうか…この人たちの世代って皆平気で酒を煽っていたのか?

と思いながら伏黒は目線はそのままに料理を口に運ぶ。

「弱いお酒なら大丈夫でしょ!少しくらい!
あ!これにしよ〜」

そう言って、店員を呼び、なんとワインを頼んだ。

「確かワインって…かなり強いお酒の部類だと思いますけど?」

「え!そうなの?でも色合い的にジュースっぽいかなって…伏黒くんも飲む?」

「……未成年に酒を勧めないでくださいよ…」

「あはははそうだったそうだった!」

レイは満面の笑みで笑う。

元気が出てくれたなら良かった…
そう思ってひとまずは何も言わないでおいた。

/ 1492ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp