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walking proud~呪術廻戦~R18~

第36章 inequality 【特別編】


そして、指定された時間にその場所へと到着した。
東堂はとっくに着いていたようだった。

「へいブラザー!…と?
神無月…レイ…?」

「あーごめんね、私も来ちゃって…
それから気軽にレイって呼んでくれていいよ!」

「…お前も高田ちゃんファンだったのか?!」

「……う、うん、まぁね…」

東堂はたちまち目を輝かせた。
満足そうに数度頷き、そして言った。

「女性ファンも多いとは流石は高田ちゃんだ」

「なぁそれよりお前、まだ京都に帰ってなかったのか?」

「あぁ。ここ1週間はまだ都内にいる。
なんたってこの日のために来たようなもんだからな!」

「……勝手な野郎だな…」


クマの呆れたようなつぶやきと共に歩を進める。

レイは先程からある人とLINEをしていた。
加茂憲紀…なんとこの人もまだ都内に滞在しているらしい。


"今日、東堂がクマとイベントに行くと言ってましたが、まさかレイさんは行きませんよね??"

"行くよ!ていうか!いま合流した所だよ!"

"なんっということだ!!!
ダメです!戻ってください!"

"え、どうして?"


〜♪

突然電話がかかってきたので歩きながら通話ボタンを押す。


«今どこにいます?東堂もいますよね?»

「あ、うん。池袋の〇〇ホールに向かってるところなんだ」

«東堂となんて…いろんな意味で危険極まりない。»

「…?…どうして?」

«どうしてもこうしても……とにかくこれは由々しき事態だ。くれぐれも気をつけてください。»

「っえー?どういう……」

«とにかくあとで合流します。»


えっ…


プープープー……


レイは一瞬目が点になったが、既に目的地に到着しており、ものすごい人集りができていて目を奪われる。
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