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walking proud~呪術廻戦~R18~

第4章 bruise


「ひゃっは!やっちまったねレイ!」

「え?…なにが?」

五条と硝子はもう任務から帰ってきていた。

高専につくやいなや、硝子が珍しくテンション高く目の前で手を握られ、意味がわからず口篭る。

五条はと言うと、サングラスをずらした隙間から見える目は見開かれていて、明らかに驚いているのがわかった。

「ね、ねぇ、なに?」

「なっ…知らぬ間に付けてしまうとは!夏油もなかなか隅に置けない男だな〜」

ケタケタと笑いながらそう言う硝子をよく見ると、目線は自分の首筋にあった。

「っ?…ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!」

硝子の手を振り払って急いでトイレへ駆け込む。
鏡を見て目を見張った。

アザがついている…

あのとき傑はこんなの付けてたの?
初めて付けられたからこれを意味するところはよくわからないが、フツーに恥ずかしい。
コンシーラーで隠すか、絆創膏で隠すしかない。

「でもなんで皆、虫刺されとか任務でできた傷とかって思ってくれないんだろう…あの反応だと、見た瞬間からまるで全てわかったかのような…」

「当たり前でしょ!!」

突然後ろから大声が聞こえて振り返ると、やはり硝子だった。
まだニタニタ笑っている。

「それはキスマーク!もうレイったらウブなんだからっ!かっわいいなぁもぉ〜!」

そう言ってわしゃわしゃと髪を掻き回される。
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