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walking proud~呪術廻戦~R18~

第35章 wonder


ようやく開放されたレイとクマは、五条によって、冥冥や夜蛾たちのいる部屋へ連れていかれた。

そして、冥冥の反応は予想外のものだった。

「…… レイ…ちゃん?
本当に…… レイちゃんかい?」

「…は、はい……」

やはり美しいレディーになっているなぁと思いながらも、苦笑いをする。

歌姫はまだまだ驚きを隠せないといった表情で言った。

「私もさっき知ったばかりなんだよね…
どうやら先日いきなり現れたらしくって…
今は五条の家に住んでるとか…」


冥冥は顔を歪ませて、クマごとレイを抱きしめた。

「……生きてる気がしていたんだよ!
レイちゃんが死ぬわけないっ!
それからクマもね!!!」

「……っ……冥さん…」


すぐに信じてくれる、その反応が嬉しくて、レイもキツく冥冥を抱きしめた。

「五条くんの家になんか居ないで私の家に来るんだ。」

「えっ」

「ダメダメ冥さん。レイは寝起きも悪いし家事もろくにできないんだから〜」

五条の言葉にムッとして何か言い返そうとすると、冥冥が笑って言った。

「家事なんてな〜んにもしなくていいし、レイちゃんは好きなだけ寝ててくれてオーケーだよ」

「えっ」

「とにかくダメです冥さん。早い者勝ちなんでねっ♪」

五条のニヤリと笑う顔と、冥冥の不機嫌な顔が近づきレイはたじろぐ。

「あぁぁあのっ!冥さんのおうちにも遊びに行かせていただきますね!憂憂くんにも会いたいしっ!」


冥冥は肩を竦めたかと思えば真剣にレイを見た。

「…うん、この男に何かされたら、すぐ私の所へ来るんだよ、わかった?」

「はははいっ!了解しましたっ!」



これでひとまずは皆に挨拶ができた。

ここから先は、五条に言われた通りに交流会のという名の、東京校VS京都校という戦いを、
レイの呪霊に乗りながらクマと眺めた。

しかし、途中から特級呪霊が侵入し、生徒総出・教師陣総出で戦うこととなってしまい・・・

五条が虚式・茈を発動したことでひとまずは終息したのだが、怪我人が多く出てしまい、交流会は中止となった。
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