第35章 wonder
「で!!こっちがクマ!あー、名前クマね!
レイが生み出した特級呪骸くん!
ちなみに僕のせんせー。
だーいぶ口悪いけどいろいろすごぉい子だから仲良くしてあげてね皆〜」
伏黒恵「・・・」
釘崎野薔薇「マジかー…」
禪院真希「…マジかよ…聞いたことねーぞ…」
狗巻棘「しゃけいくらめんたいこ!」
パンダ「俺の親友でもあるぞ。師でもあるが。」
西宮桃「かかかかわいい〜…」
加茂憲紀「…特級だと?!先生とは?!」
メカ丸「……本当カ?」
禪院真依「この人が作った特級テディベアー?!」
三輪霞「わ〜可愛すぎる〜あれでいて強いなんて…」
東堂葵「おい…そこのクマ、どんな女がタイプだ!!」
「「?!?!」」
東堂の言葉に、皆の目が見開かれる。
異様な空気が立ちこめ、皆が息を飲む。
「女の趣味がつまらん奴はソイツ自身もつまらん。俺はつまらん男が大嫌いだ。答えろクマ野郎っ!!」
こいつはクマにもそんなことを聞くのか?
クマがそんなこと回答できるわけないだろ、
と誰もが恐る恐るクマを見ると、クマは真顔で言った。
「あん?なんだそりゃ。
人に聞く前にてめぇが先に答えたらどうだ?」
皆が噴き出しそうになるのを堪える。
東堂はなぜかドヤ顔で答えた。
「俺は!タッパとケツのでかい女!
つまり!高田ちゃんだ!!!」
全員が呆れ顔になってため息を吐いたとき…