第30章 reunion
「ククッ…わかんないか?
アンタらがしょーもない地位や伝統のためにせき止めていた力の波が、もうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよ。
これからの世代じゃ、特級なんて物差しで測れない。
牙を剥くのが僕だけだと思ってんなら、痛い目見るよ?
おじーちゃん♪」
楽巌寺は禍々しい空気を纏いながら五条を睨み上げた。
「少し…お喋りが過ぎるのぉ…」
五条はケラケラと笑っている。
「おー怖!!
言いたいこと言ったから退散しよ〜っと!」
ったく…
ほんとーにろくでもない奴ら…
僕を本気でキレさせたらどーなるかわかってんのかよ…
まぁそれができないことも分かってんだろーけど
はぁ…
あいつらは天国で元気にしてるかなー?
まぁ、任せといてよ。
僕がどうにかしていくからさ。