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walking proud~呪術廻戦~R18~

第30章 reunion


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「とにかく、それが僕の師匠。
ちなみに名前はクマ。」

「え、なにそ」


ドガッ!!


「っでぇぇぇ!」


突然のクマのぬいぐるみパンチを食らう虎杖。


「その呪骸は一定の呪力を流し続けないと、そうやって攻撃してくるよ。」

「ええ?!それ先に言ってっ!」

「ここにはいろんな映画が揃っているから、
ドキドキハラハラワックワク、泣けて笑えて胸糞悪くなれる。まずはその呪骸を起こさず映画1本、無傷で見通すこと!」


クマは、今では意思がないにしても、普通の呪骸としては完成された代物だ。
そしてこのような訓練にも使える高度な技術が施されている。
さすがはレイの作ったものであるといったところだ。


虎杖はかなり残念そうな顔をしてソファーに腰掛けた。

「はー…なるほどー…
五条先生も、昔こうしてこの人形と映画見て、訓練してたってわけね。」

だからこのクマを師匠と言っているのか、と結論づける。

仕方なく、アクション映画のDVDを選んだのだが、初っ端からクマにボコボコにされ続けた。


「じゃっ、その調子で頑張ってよっ。
僕は用事があるから」

「うぅ〜…これでほんとに強くなれんの?」

「なれる。言っとくけど、僕なんてそのクマに100倍もしごかれ続けてたんだから。」

「えぇっ?!そうなの?
俺多分これ以上は耐えられん…
やっぱ最強は違ぇなぁ……」


虎杖は、クマを抱き抱えたまま、しぶしぶまたDVDを物色し始めた。
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